人は幸せになるために生きている。
他者の幸せを損なうことは慎んだ方が良い。
墜落した日航機123便の事故現場にて指示された職務に励んだために、
死亡した、後遺症により趣味を失った、PTSDを患った人たちがいる。
墜落現場に散乱した遺体を集めて遺族に返す必要があった。
遺体は墜落現場近くの4つの体育館に集められた。
それぞれで、洗浄、復元して、遺体の身元確認が行われた。
報道陣は遠方からも望遠レンズを用いて隙間からの撮影を狙っていた。
遺体やその様子を報道陣に公開させるわけにはいかなかった。
各体育館は全ての窓と扉を黒い暗幕で覆った。
季節は8月中旬であったために閉ざされた体育館内は35℃~40℃以上にもなった。
密閉された高温の環境により、腐敗は早くなり、悪臭は強くなった。
熱中症等の人体に対する死亡リスクも高くなった。
盗撮を防ぐために閉ざされた環境での労働は過酷を極めたのである。
遺体を扱うことに敬意を表して盗撮及び公開はしないという配慮があれば、各体育館を閉ざすことなく労働環境を少しは改善できていた。
劣悪な労働環境による労働者の犠牲も防げたものがあっただろう。
重大で過酷な労働に励む人たちに敬意と優しさをもってあえて触れないでおくことも人として望まれることだろう。
秘密が見れたから盗用したは当たり前ではない。
参考:書籍「 墜落遺体 御巣鷹山の日航機123便 」
秘密が見れたから盗用した 当たり前ではない
01 存在価値